
「ちょいワル」お父さんへのプレゼント
ネックの種類と合わせ方etc
人へのプレゼントは、むずかしい。プレゼントを贈る相手が、友人や恋人など親しくしている人であれば、欲しがっているものや好みなどを自然と把握できるので、それほど悩まないかもしれない。また、一緒に暮らしている家族であれば、顔を合わせる機会も多いので、プレゼントを思いつくこともできるだろう。しかし、長く離れて暮らしている家族、ましてや父親へのプレゼントとなると、お手上げで何を贈れば喜んでもらえるか分からない、という人は結構いるのではないだろうか。子どもの頃なら、「大好き」・「おめでとう」・「いつもありがとう」、そんな言葉をそえるだけで、娘や息子からのプレゼントを喜んでくれただろうが、ある程度の年齢になってくると、そんな子供だましもきかなくなる。父親の誕生日や父の日を前に、プレゼントに悩む人は、決して少なくないと思う。
父親へのプレゼントとして思いつくものといえば、趣味に関するものや好物、ビジネス小物やファッション小物、あとは洋服などだろうか。ゴルフやテニスなどの分かりやすい趣味を持っているなら、それ程悩まずにゴルフウエアやゴルフボール、スポーツタオル、シューズなど、趣味に関連するものをプレゼントすれば、それほど外さない。お酒が好きならお酒を、大好きな食べ物があれば、それをプレゼントするのも良いだろう。まだまだ現役のビジネスマンなら、ハンカチやネクタイ、タイピン、カフス、Yシャツ、名刺入れ、財布など、以外に思いつくものだ。しかし、父親の好みは以外に分からない。私自身も、父親の気に入る色や柄を的確に選べる自信はない。「気に入ってくれるかな?」といろいろ考えて選んだせっかくのプレゼントも、喜んでもらえなければ寂しい。
そうそう、最近の父親はオシャレな人も多い。洋服にもこだわっている「ちょいワルオヤジ」だったりしたら、洋服を見立ててあげるのも楽しいかもしれない。でも洋服はもっとも好みが反映されているものでもあるうえに、サイズがある。一緒に買い物に言って見立ててあげるのなら良いかもしれないが、自分で選んで買ってきたもので、好みに合わなかったり、サイズが合わなかったりしたら、もしかしたら一度も袖を通してもらえないかもしれない。オシャレな人ほど、好みにうるさいはずだからだ。
そこで、もうひとつの考え方がある。父親の気に入るものをプレゼントするのではなく、必要なもの(必要であろうと思われるもの)をプレゼントするという考え方だ。これなら、最初から気に入ってもらうことを前提に選んでいないので、たとえ父親の好みのものではなかったとしても、それほど心は痛まない。が、これにも落とし穴がある。周りが必要と思っていても、父親本人が必要性を感じていなかった場合、怒らせる可能性があるのだ。知人の話だが、最近父親も年をとってきて、いわゆる加齢臭が気になる年齢だろうと思ったそうで、オシャレないわゆる「ちょいワルオヤジ」だったこともあり、そうした身だしなみにも気を使うだろう、と考えて選んだプレゼントは加齢臭対策のシャンプーとボディーソープだった。これをもらった知人の父親は「俺は臭くない!!」と激怒したらしい。。
おそらく、知人が考える以上に、プライドが傷つけられたのだろう。この知人と同年代の父親がいる人は多いと思うが、あまりにもあからさまに分かるものは避けたほうが賢明かもしれない。 そこでおススメは、見た目にそれと分からない、防臭、消臭効果のあるインナーである。インナーのような消耗品はいくつあっても困ることはなく、好みが出るほどデザイン性のあるものでもなく、見た目に加齢臭対策のものだと分かりにくい。父親本人のプライドを傷つけることはないし、父親のためにもなるし、いらないと言われにくいものだし、良いとこ取りの気がする。もしかしたら、それほど喜んでくれないかもしれないが、何より父親のためという最大の目的は達せられる、以外にマストなプレゼントかもしれない